丸い三角形

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僕は式典に出れない

桜についてよく耳にするようになってきたのでそろそろ春で、卒業式や入学式や入社式が催されるという事なのだろう。miwaさんのブログを読んでいて、卒業式のことが書いてあった。僕の卒業式はどうだっただろうか思い返してみても一向に記憶が蘇らない。むむむと思い恋人に聞いてみると「あなた式に出ないじゃない」との事で、そうだ僕は中学校の入学式からその類の式にはほとんどでていないのだった。何故だろう。

高校の卒業式

僕の通っていた高校は都内にあるめちゃくちゃな進学校で、東大京大医学部に行くのは普通みたいなところだった。僕も例に漏れず京都の方の大学に合格する。合格したら最後、高校の存在理由が僕の中で完全になくなった。思い返せば中学の頃も高校に合格してからはほとんど休んでいた。高校に合格するためだけにある中学に、高校に卒業した後も行く理由が見当たらなかった。毎日母とどこかに出かけて食事を食べて、犬の散歩に出かけてという最高の日々を過ごした。とても良い時期だった。話が逸れたけれど、特に行く理由が見当たらなかった僕は同じように高校も途中からほとんど行かず、だから卒業式も行かなかった。卒業式の後の飲み会というかパーティーのようなものには行って大暴れして、翌朝5時までカラオケをした。早朝に外に出ると空が白々しく駅まで歩きながら、高校生活が終わったと思った。

大学の入学式

行くつもりが無かったのだけれど、当日一緒に住んでいた恋人が行こうよというので一緒についていった。周りの同級生達はスーツで決めた親が見にくるなか、僕の保護者は22歳の恋人だった。式が終わって一緒に歩いているとサークルの勧誘の人たちが、どういう関係?とみんな聞いてきた。僕のクールな恋人はマイ・ラヴと答えていた。その後のオリエンテーションに行くのが面倒になり一緒に家に帰った。

成人式

行く意味が分からず、さらに中学の時の友人に会っても特に話すこともなく、名前も分からないような人が多いし、当時の乱れた生活の事を思い出しそうというように行かない理由があり過ぎて行くのをやめた。成人式当日は当時いっしょに住んでいた24歳の恋人とハワイでピナコラーダを馬鹿みたいに飲んでいた。幸せだった。

大学の卒業式

そのまま大学院に進む事が決まっていたので特に行く必要が無いと思い行かなかった。卒業式後の教授達も含めた懇親会も特に話す事がないので当たり前のように行かなかった。当日はその時よく遊んでいたロン毛の男の子と酩酊しながらゲラゲラ笑っていたと思う。彼はよく「アニメを見ていると集中し過ぎて白目を剥いている」と言っていて可笑しかった。深夜のクラブでやっていたパーティーには行ってDJをして、酩酊ついでに仲良かった女の子の家に泊まった。彼女は3年生くらいの時からソープ嬢をしていて、4月からフランスに行くといっていた。

大学院の入院式

完全に忘れていた。行くやついるのかよと思って友人に聞いてみるとほとんどの人が参加していて天を仰いだ。

大学院の卒院式

完全に忘れていた。行くやついるのかよと思って友人に聞いてみるとほとんどの人が参加していて天を仰いだ。

入社式

行かないつもりだったのだけれど事前に入社式の間も給料が発生するので来るようにと人事に言われるので渋々参加した。iphoneをマナーモードにして、Netflixでハウスオブカードを見ていた。字幕にすれば音がなくても話が分かるのでとても良い。iPhonesSEは手元に隠してNetflixを見るのに最適なので社会人になってからとても重宝している。

僕は式典に出れない

振り返ってみてとんでもないなと自分でも思う。僕は形式的なものが昔から苦手で、ちゃんとするという事が出来ないのだ。それは多分僕が自己評価が著しく低い人間だからだと思う。京都の大学に居た時も、周りは俺たちはエリートだみたいな感じだったのだけれど僕は「僕が入れるくらいの大学なんだから大したことないない」と思っていた。就職した時も僕が入れるのだから大したことない企業だと思っていた。そんな大したことない無い人間たちが集まって格式ぶった事をしているのって本当に滑稽だと思うのだ。というよりも所属がどうだとかではなく、少し前までは裸同然のような格好で土器を作っていた人間が何急にスーツなんて着て変なスピーチしてんだよ。土器作れよ古墳作れよ。

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