ラクナクラシ

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◯◯◯◯◯◯◯◯殺人事件の感想

メフィスト賞受賞作を全部読むぞと思っているという事を以前書いたのですが、仕事の合間に時間があったのでブックオフに何かないかなと思い言ってみると◯◯◯◯◯◯◯◯殺人事件があったので買って読みました。中古でごめんねっていうのと、表紙を開いたらサイン本だったので熱烈なファンの方でサイン本を探している方がいたら連絡ください。あげます。

感想。ネタバレを含むかもしれないので気になっているぜっていう人は気をつけてください。これが本格的ミステリーというものなのかと初めて思ったんだけれど正統派ミステリーってほとんど読んだことないから分からない。マーロウシリーズとか、ブコウスキーのパルプとかは探偵物だけれどミステリーというよりはハードボイルドだし、世界の終わり3部作とかもミステリーなのかはわからな事がわからない。

ただトリックというか、作者に騙されたぞみたいな事を感じたのは初めてのことだったかもしれない。ああそういうことなのかと思いながらもう一度頭から読んだりした。ミステリーの読み方ってこういう感じなんだろうな。

ただ没入感が少なくて、誰かの脳にハッキングしてその人の見る景色を僕が見ているみたいな感覚は感じられなかった。そこが不満。それは物語が淡々と進むからなんだろうけれど、主人公の考えていることとかもっと人生において重要なワードがポンっと急に出てくるみたいな衝撃が無かったからだと思う。

あとはどうしても文章に漂うヲタク感。文学はヲタクだけのものではないのに、どうしてもヲタクっぽくなってしまうのはなんなんでしょうか。ここらへんをもっとポップというか本当に女性とめちゃくちゃ遊んでいたりセックスだのを結構やっていないと書けない文章ってちゃんとあるんだなあと思いました。人生経験は文章に反映させるからめちゃくちゃ大事。いろんな人を出会って色んなことをしようみたいな事を作家からのアドバイスでよく見るけれどそれってこういう事なんだろと実感。