ラクナクラシ

出来るだけ快適で楽しい生活

東京駅中央線ホームの女性駅員さんのアナウンスが至高

独特のイントネーション、謎のスラングガラパゴスの中のガラパゴス、鉄道会社のアナウンスのイントネーションは独自の進化をし過ぎて最早退化をしているのではないかと思うくらい進化をしている。本当に何をいっているのか分からないアナウンスを聴きながら、降りるはずだった駅が周りの風景とセットで流れて行くのを僕は車窓から何度眺めたのだろうか。アナウンスは相手に伝わらなくてはならない。相手に伝わることが最低限必要な事で、それにプラスで心を震わせる程度でいいのだ。そうだろう。素晴らしいアナウンスを僕はここ最近毎日聞いている。とても幸せなのだ。そのアナウンスは夕方と夜の境目、東京駅の1・2番線ホームで聞くことがが出来る。

僕は鉄道関連に明るくないので詳しくはわからないが、ホーム上で「電車が参ります。」といった内容のアナウンスをよく聞く事がある。あのアナウンスをしているの女性駅員さんの声が素晴らしい。地声はもう少し高い声だと思うのだけれど、その声をちょうど良い低さまで落としている。最近の音楽シーンで圧倒的な破壊力と美しさ・儚さを持ち合わせているchelmicoの鈴木真海子のような声。summer situationを歌って欲しい。東京駅の1・2番線ホームのスピーカーから世界で一番美しいアナウンスが今流れているのだ。

声の高低もさることながらイントネーションも完璧なのだ。何より聴きやすい。100パーセント以上理解できる。声を聞いて理解するのではない。声を聞いて、声の主の考えていることを共有し、理解するのだ。僕はもうその段階まで来てしまった。早くホームドアを付けてくれ。

スーパージェンダーフリーな生き方をしていたので女性がとか男性がとかあまり言いたくないのだけれど、今まで男性(と呼ばれていた存在)が作ってきた鉄道のアナウンス・カルチャー。そこに女性(と呼ばれていた存在)がどのようにその文脈を自分の声に落とし込むのかというのは極めて難しい事だと思う。声の質も、時代も違うのだから全く同じようには出来ない。自分の中でアンサーを返さないといけない。歴史や文脈を理解した上で。

東京駅1・2番線ホームで聞くことのできるアナウンスは、歴史や文脈を現代に落とし込んだ女性のスキルフルなアナウンスなのだ。テレビ局の女子アナの声や声優のアニメ声、アイドルの声では無く完全に鉄道の声。ホームで聴きたい声とイントネーション。

僕には深いところまで考察する事は出来ないけれど、誰か彼女のアナウンスの要素を微分しまくって鉄道の要素と新時代の遺伝子を明らかにしてくれないか。誰も絶対に傷付かない方法で。

多分もうあるコミュニティの中では相当有名なのだろうけれど、絶対に誰にも批判も、全てのハラスメントもして欲しくない。才能は批判する対象じゃない。

随分日が長くなったなとか思いながらホームから見る夕陽に照らせれた丸の内の街。電車の接近を告げるアナウンス。家に帰ろう。