ラクナクラシ

出来るだけ快適で楽しい生活

ジントニックを飲んでカレーを食べる

電車から降りると雨が止んでいて、湿った空気が髪の毛一本一本にまとわりついてくる。いつも湿気ったクッキーを頭の中に思い浮かべる。折っても音のしない、水分でふにゃふにゃになったクッキー。

 

ちょっとあまりにも不快指数が高くないですか。こういうのをどうにかするためにトニックウォーターを買っていくに限る。駅ビルでウィルキンソンのペットボトルに入ったトニックウォーターを買う。本当はシュウェップスの瓶のやつがあると良いんだけれど家の在庫は切れているし、Amazonで買い物をする事さえ面倒に感じてしまっているのでなかなか買えないな。ボタンを押すとシュウェップストニックウォーターが届くボタンみたいなやつ買おうかな。夏が来たらライフラインになるな。雨上がりのコンクリートの匂いはモルタルと雨の酸性が反応している匂い。この匂いが好きだという人が苦手。

トニックウォーターって普通にそのままで飲んでも美味しいよなとか思いながら歩いて帰る。途中でタバコ屋に寄ってペーパーを買って、一本だけ巻いて貰う。店の外の灰皿の前で煙草火を付ける。

「まさか探偵になるとは思わなかったな」彼は私に言う。

深く吸って、そのまま肺に溜め込む。これタバコの吸い方じゃないでしょって自分でも笑いそうになるけれど実際にタバコじゃないんだからいいじゃんね。

 

家に帰ると恋人がキッチンで何かを煮込んでいて最高。家に帰ると誰かがいるだけでも幸せなのに何かを煮込んでいるなんてそんなに最高な事ないでしょ。適当なハグをして、トニックウォーターの入った袋を渡してシャワーを浴びる。湿った空気みたいな生ぬるいやつはマジで勘弁して欲しいんだけど、普通に熱いお湯ならオッケー。

髪の毛を適当に束ねてキッチンのカウンターにより歌かがりながらニッカのカフェジンとウィルキンソントニックウォータージントニックを作る。前はよくライムを入れていたんだけど、ニッカのやつにしてからは入れなくなった。恋人が「これは匂いが強いですね。グループジュースで割るのもいいですね。」とか言ったからだと思う。

ジメジメとした天気にはやっぱりジントニックなわけですよ。あーお口の中がジャングルっぽい感じ。キナの匂いとオレンジの匂い、山椒感が強くてもう最高っすね。チルアウトとか言いながら変なの吸って、紫のレイムのジュースなんか飲んでいる場合じゃないんだよ。

オクラと胡瓜を叩いたものに茗荷の微塵切りを乗せて梅肉をぶち込んだやつを食べながらジントニックを飲んでいると多幸感に包まれて恋人に雑なキスをして適当なハグをして安いIKEAのソファで横になって煙草に火を付ける。